JavaOne2013レポート003-プレゼンスタイルの違い
JavaOne FB report.
※本レポートはJavaOneの個々の発表内容とは無関係のエントリーとなります。
0#まえおき
先月、会社の制度を利用して、
年1回サンフランシスコで行われる「JavaOneカンファレンス」に参加してきました。
このカンファレンスは、
Oracle社が主催する、Java関連のカンファレンスの中で世界最大のカンファレンスです。
JavaOneカンファレンス自体は年に数回、様々な地域で開催されますが、
サンフランシスコで行われるものが最も大きな規模となります。
カンファレンスは5日間に渡って開催され、
延べ500以上のセッションが開催されます。
Oracle社主催ということもあり、キーノートセッションでは、
Javaの最新動向についての話を聞くことが出来ます。
各セッションは、Oracleの人だけではなく、
世界的に有名なJavaエンジニアや新進気鋭の方など、
様々な方が、様々なテーマでセッションを開催します。
詳細な内容や、各セッションの内容については別の記事で説明させて頂くこととし、
本記事ではカンファレンスに参加してみて、
プレゼンの違いについて感じたことについてまとめることとします。
1#プレゼン中の違いについて
海外のカンファレンスって、日本と何が違うのか。
自分の感じたことをまとめます。
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- 熱量が違う --
KeyNoteカンファレンスでは、プレゼンの端々で歓声、
時にはスタンディングオペーションが起きます。
これは国内のカンファレンスではあまり起きないことだと思います。
これは海外の方が日本と比べてよりプログラミングに対する思いが強いわけではなく、
自分たちで盛り上げて、お祭り感を造る習慣があるということだと感じました。
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- がんがん退席する --
つまらないセミナーとあれば、すぐに退席します。
素直です。逆によいプレゼンには拍手喝采です。
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- プレゼンの途中でもがんがん質問が入る --
プレゼンしながらでも質問します。手をあげるとかないっす。
ただ、これもプレゼンの流れの一つとして受入れられていて、
ここから議論が発展したりするのも面白いです。
プレゼンの最後にもQAセッションはありますし、
セッション終了後に個別に質問することも出来ます。
個々の判断で、という所でしょうか。
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- codeベースのハンズオンが多い --
これは、海外がAgileのやり方がより浸透していることが要因の一つだと感じました。
Agileではデモを非常に大事にしています。同じく各プレゼンターも実際にコードをその場で
動かす方が多いのも特徴の一つです。
事前に用意したコードをIDEでローカルで立てて動かすことはもちろん、
その場でがんがんコードを書く人もいます。
【Agileにおけるデモについて(英語)】
Team Demo « Scaled Agile Framework
ちなみに、IDEでEclipse使っているひとはほとんどいない気がしています。。
IntelliJかNetBeansが多い印象です。
2#感想(編集中)
個人的に一番共感するのは、やはり最後のデモを見せるプレゼンが多いということ。
この点に関して非常に共感出来ました。
当然内容にもよりますが、動くものが見せられるのであれば、見せた方がいいです。
そのメリットとしては下記が上げられます。
#説得力
自分は社内で若い方ですが(といっても少し年をとってきましたが)、
先輩や、自分よりも上の立場に対して話す際に、実際に動かすものを見せた方が圧倒的に説得力がまします。
プレゼンに組み込まなくとも、質問に対して実際に動して見せる為に用意しておくのもいいでしょう。
質問に対して、実際に動くもので回答出来たら格好いいですよね。
#具体的
パワポのテキストの何倍も具体的ですよね。
自分より知識が無い人や、プレゼンの内容に対してあまり詳しくない人を考慮する場合、
デモがあると各人の助けになるでしょう。
デメリットは下記です。
#時間がかかる
あたり前すぎますが、時間がかかります。
特に、慣れないうちは前もって用意する必要があります。
環境の用意、データの用意など。。
時間が足りなければデモはしないという判断も時には必要です。
といった所でしょうか。